ドイツの音大生が「できるだけ長く学生でいたい」思う理由の1つとして、
ほとんどの大学で学費が『無料』であることがあげられます。
金銭的な意味で、学生でいることのメリットが多いみたい(*’▽’)♡
でも、長く学生をしていると就活に影響があるのでは・・?
大学に入る前に一旦働く?ドイツの職業訓練制度「Ausbildung」
就活の話の前にドイツの教育制度について少しお話を。
ドイツは教育システムが日本と違う点がたくさん💡
その中のひとつに「Ausbildung(アウスビルドゥング)」という職業訓練制度があります。
「職業訓練制度」というと、漢字ばかりでお堅い印象ですが、
アウスビルドゥングというのは簡単にいうと、
興味がある職種について、専門的なことは学校で学びながら、同時にアルバイトのような形でお店や会社で実践・実習する制度
のこと。
\その説明、全然カンタンじゃないじゃない!(*’▽’)/
・・・💧
ひとことでいうなれば、
『専門学校に行きながらその職種のバイトができる制度』
です。
中学卒業程度の年齢からアウスビルドゥングを始めることができます。
ここで大きな特徴となるのが、
このアウスビルドゥング、実はただの職業訓練ではなくて
専門学校の授業などを受けそして実践の経験も積みながら、さらにお給料をもらう事ができる
ということ💡
※アウスビルドゥングのタイプによってはお給料が出ないものもあります。
アウスビルドゥングのタイプによっては、実習をしながら更に一緒に大学の学位を取れるものもあるよ!お給料付き!💰
大学入学時の年齢が高いことも多い
さて、ここで少し「年齢」に目を向けてみると、
もしも高校を卒業した後にアウスビルドゥングをする場合
その分大学に入学するのが1~2年遅くなります。
私が通う音大にも、大学に入るまでの間にアウスビルドゥングを済ませている人がちらほら。
入学時点で20歳、なんて人は結構います。
年齢はあまり気にしない
入学するのが遅くなる場合、自動的に卒業するのも遅くなります。
でも、それを気にしている人はあまりいません。
むしろ、業種によっては「アウスビルドゥング」を経験済みでなければ就職できないところもありますから、
その場合は就職するまでのどこかのタイミングで「アウスビルドゥング」をしておかないといけないんですね。
『専門的なことを実践で学んできていない人は戦力外!!』
ってことでしょうか🙈
あくまで私の個人的な考えですが、
ドイツでは、大学内で「年齢」がほとんど何の意味も成していないように思います。
ドイツにも敬語表現がありますが、学生の間では年齢関係なく全員が対等な関係。
敬語は使いません。
大学の中では18歳の人が25歳の人にため口です(*’▽’)💦
(ヒェッ)
(続く)
コメント