4歳ごろにヤマハでエレクトーンを習いはじめたのが一番最初。
その後、途中からピアノのレッスンも時々してもらえることになり、
小学3年生からはヤマハを辞め、個人のピアノ教室で本格的にピアノのレッスンが始まりました。
ピアノの練習は続けるのが大変
20年近くずっとピアノを弾いていますが、
その道のりは山あり谷あり、なかなか困難なことの連続でした。
その中でも一番大切で、そして一番大変だったのが
「毎日」の練習。
日中何があろうと関係なく、
毎日一定の時間はピアノに向かって課題の練習曲を練習しないといけません。
それが何よりも大変なことでした。
小さい頃はできないことだらけ
そして、小学生の頃は出来ない事があまりにもたくさんあり、
- 速い16分音符を転ばないように弾く、とか
- 装飾音を綺麗に入れる、とか
- 音がにごらないようにペダルを踏む、とか
- 声部がややこしいバッハの曲を暗譜、とか
・・・。
1つ1つをクリアしていくのに時間がかかります。
今でも覚えていることがいくつかあります。
例えば・・・
何番だったかは忘れてしまいましたが、バッハインベンションの中の1曲で
3と4の指で装飾音を入れなければいけない部分があったときのこと。
「トリルをどうしても綺麗に入れることができない😭」
と、練習がとても苦しかったのを覚えています(;´・ω・)(笑)
「3と4の指で弾く装飾音ほど弾きにくいものはない!!!」
と思っていました🙈💦
電子ピアノで練習していたのを覚えているので、
小学3年生になったばかりの頃だと思います。
あと覚えているのは・・・
あれは小学4~5年生の頃かな?
ツェルニーの練習曲を暗譜してレッスンに持っていかなければいけなかったのですが、
どうしてもどうしても暗譜ができなくて、
何回やり直してもどこか間違えてしまうところがあって。
クゥゥゥゥーーーー!!!!
という感じだったのを覚えています🙈😂
暗譜といっても、
音を覚えるという意味の暗譜ではなくて、
強弱や表現を含めての暗譜。
「mf」で弾いた後、「p」にしないといけないのに、
「p」にするのをいつも忘れてしまう・・!
とか、そんな感じのことです。
正直、いつから、どうやって、毎日練習するスタイルが普通になっていったのか
あまり覚えていないのですが、
毎日よく頑張って続けてこれたなあと思いますね(*’▽’)
練習って楽しい?
今、私はドイツの音大に在籍していますが、
ドイツ人はピアノを習い始める年齢が遅めのことが多いです。
そして、”本人がやりたくてしょうがないから習い始めた”というケースが多いように思います。
ずっと「ピアノが好き」という感情を持ち続けて練習をしているので、
みんなピアノ愛がすごい。
ただ、その分小さい頃にキチンと指の訓練をしてこなかった人も多く、
エチュードや技術的に難易度が高い曲を弾くと粗が目立ってしまう事も。
よく言われる、「アジア人は機械みたいに正確に弾く」というのも
あながち間違っていないなと、ドイツに来て感じます。
毎日数時間練習する、というのもドイツではあまり普通ではないみたい。
(もちろん個人差はありますよ!)
九州の小さな町で、山・海に囲まれて走り回って育った幼少期、
父の仕事の関係で関東に引っ越し、個人教室に通いピアノの練習が本格化した小学生・中学生、
東京の音楽高校に進学し、半年ごとにある実技試験に追われる日々を過ごした高校時代、
そして今、音楽の地ドイツの大学でピアノを学んでいます。
それぞれの時代で練習に対する私の考え、気持ちは違っていました。
まだそれほど長い人生を歩んでいませんが、
それでもこの20年近く、常にピアノと一緒に頑張ってきました。
その時のことを少し振り返って、
「ピアノの練習」に対する私の気持ちを思い出してみようと思います。
「ピアノの練習は大変」シリーズ、はじまりはじまり~♡
(続く)
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